
慶應義塾大学環境情報学部 助教授
オートIDラボ副所長
中村修氏 |
これまでクローズドだったシステムがオープン化するなかで、もっとも注目されたのが機器の相互接続性の確保だ。特にマルチベンダーでの相互接続性は、実証テストによって確かめることがなにより重要であり、NetWorld+Interopもそこに大きく貢献してきたと言える。
しかし、これまでの物流システムでは、単にインターネットと連係しても効果が薄いと中村氏は言う。「Webの在庫管理システムなどが注目されていますが、実は物流側と企業側で管理システムが統一されておらず、二重構造になっているのです。この状況を変えることが、インターネットによってシステムを相互接続するメリットの拡大につながります」 |